精神生理性不眠症を改善する

では、睡眠の最初の3時間に深いノンレム睡眠を得るにはどうしたらよいか?ですが、
そんな事より、問題はまず「寝入る」事だ。
と思われる方も多いのではないでしょうか。

なかなか寝付けないでいるのは本当につらいものです。
不眠症とまではいかなくとも、早く寝ようと思えば思うほど寝付けなくなってしまう事はよくある事です。
よくある事ですが、これも毎日続くと病気になってしまい、とてもつらいものです。寝入ってしまえば、ちゃんと眠れる人にとっても、大事な会議の前の晩であるとか次の朝早起きしなければならない時など、なかなか寝付けないと焦ってしまい余計に眠れなくなってしまうつらい思いは誰しも経験したことがあるはずです。

不眠症にはこのなかなか寝付けない「入眠障害」のほかに、「中途覚醒」といって眠りが浅くて睡眠中に何度も目が覚めてしまうもの、朝早過ぎる時間に目が覚めてしまい、その後眠れない「早朝覚醒」、眠りが浅くて満足に眠った気がしない「熟眠障害」があります。
そのなかでも「入眠障害」の悩みがダントツに多いようです。

前述したようにこの「なかなか寝付けなかった経験」が発端となって睡眠に恐怖心をもってしまう不眠症もあると書きました。
ではもしこのタイプの不眠症であると判断された場合にはどんな治療がおこなわれるのでしょう。
身体には他に何の異常も認められない場合、このタイプの不眠症の判断基準はこうです。

①睡眠時について考えすぎ、強い不安を感じる。
②希望する睡眠時間や予定した時間には寝付けないが、眠るつもりのない単調な活動をしているうちに寝てしまう。
③家にいるときよりも外にいるときのほうが良く眠れる。

これは、「精神生理性不眠症」と呼ばれるタイプですが、実際に「不眠症」の診断となるには、本人が不眠症の基準に適合した症状である事と「不眠が1カ月以上続く」事、そして「条件づけられた睡眠困難と同時に、または就寝時に覚醒の亢進が認められ」更に、上記の①から③の3つの症状のうち一つ以上で当てはまる事となります。

この不眠症である場合の、薬を使う以外での治療法のひとつに「行動療法」というのがあります。
これは、眠くなった時だけ布団に入り、眠れなければすぐに布団から出るといった方法や、寝る前にリラックスした状態をつくり出す為に、上腕、頸部などにぐっと力を入れて、筋肉の緊張した状態を覚えてからストンと力を抜き、力の抜けた感覚に意識をむけてリラックス感を味わうというもの、等があります。

布団に入ると眠れない事に気をとらわれ過ぎて目が冴えてしまうというのは、よくある事ですが、眠くなるまで布団に入らないという方法を試す場合は、布団から出た時の行動で交感神経を刺激しないよう、布団から出て何をするかは、後述のいろいろな工夫を読んで参考にしてみてください。

ともかく、この場合は、眠ろうとすることにこだわり過ぎず、ともかく「リラックス」することが鍵なのです。

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