眠りと密接な関係にある睡眠ホルモン『メラトニン』の役割

夜になると眠くなり、朝になると目が覚める。
人間のこの睡眠リズムを司っているものは、睡眠ホルモン「メラトニン」です。

質の良い睡眠のためには、睡眠ホルモンの分泌が上手くいっていなければなりません。

睡眠ホルモン『メラトニン』について

睡眠ホルモンとは

睡眠ホルモンは1985年に発見されました。
その分泌量によって、睡眠と覚醒のリズムを調整します。

脳の松果体と呼ばれる部分から分泌されており、網膜が受ける光の量によって分泌量も変化する仕組みになっています。

目が見る光の量が減ると、睡眠ホルモンの分泌が活発になり、眠くなるのです。
逆に目が見る光の量が増えることで分泌は抑えられ、目が覚めます。

つまり、睡眠ホルモンの分泌さえ正常に行われていれば、人間は自然と、夜になると眠くなり、朝になると目が覚めるはずなのです。

睡眠ホルモンは朝の光が目に入ってから15時間経つと徐々に分泌量が増えていきますので、夕方から夜にかけてだんだん眠くなってきます。

そして午前2時にピークを迎えるので、そのころが最も熟睡している時間と考えられます。

まだ今のような照明器具がなかった時代には、人間は時計がなくても暗くなってくると眠り、朝太陽が昇ると同時に目を覚ましていました。
これは睡眠ホルモンが正常に働いている証拠だったのです。

しかし現代は夜遅くまで電気やテレビ、パソコンが点いているのが当たり前の時代ですから、夜になっても眠くならないというように、睡眠ホルモンの分泌に問題が起きている人も少なくないようです。

睡眠ホルモンの分泌を正常化するには

人生の3分の1の時間は睡眠の時間です。
それだけの時間を費やす睡眠は、私たちが健康に生きていくために必要不可欠なものなのです。

現代人には不眠症や睡眠時無呼吸症候群、過眠症などの睡眠障害に悩まされている人が、5人に1人はいると言われています。

睡眠ホルモンの分泌を正常なものにして、質の良い眠りを確保していかなければ、子供の発育障害や、時には命に関わるような病気を引き起こす原因にもなり兼ねません。

では、睡眠ホルモンの分泌を正常化するには、どうしたら良いのでしょうか。

  • 毎日同じ時間に就寝、起床する
  • 就寝時は寝室を暗くする
  • 朝目が覚めたら太陽の光を浴びる

これだけでも睡眠ホルモンの分泌を正常なものに促すには十分です。

習慣化することで、朝目覚めて夜眠くなる、という正しい睡眠リズムが身に付くはずです。

最後に

睡眠ホルモンと同じ作用をもたらすサプリメントも、海外では販売されているようです。

時差ぼけに悩む人たちが夜の睡眠を確保するために飲んでいるようですが、日本ではまだ認可されていません。

しかし、野菜のケールにはメラトニンが含まれていますので、積極的に摂ることで質の良い睡眠を手に入れることが出来るかもしれません。

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